宇都宮女子中央高等学校

旧第66歩兵連隊倉庫

国・登録有形文化財

 
所  在          栃木県宇都宮市若草2-2-46
設  計        
竣  工        1908年(明治41年) 推定

  この建物は、宇都宮市内に第14師団が設置されたことに伴い、明治41年(推定)第66歩兵連隊の厨房関係施設として設置された。その後、栃木師範学校(後の宇都宮大学学芸学部)の理科実験室、栃木県中央女子高等学校の倉庫として使用されてきた。
  その間、隣接する県立聾学校敷地に建てられていた部分が取り壊され、屋根の一部が改修されるなとしたが、外壁は赤レンガ造(イギリス積み)で、建設当時の姿を残している。
  宇都宮に残る唯一の明治期におけるレンガ造りの軍事関連施設で、歴史を語る上での貴重な建物として、平成12年4月に登録文化財に登録された。
  同年、建設当時の姿に復旧するため、「越し屋根」を設け屋根材は波型石綿スレートから瓦葺きに改修した。また、内部についても、当時の姿を残す床の御影石張りや排水溝を残して、多目的ホールに改修した。

※現地案内板より

 

2008年5月 FUJIFILM FinePix S6000fd
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