昭和20年8月6日、史上はじめての原子爆弾によって破壊された旧広島県産業奨励館の残骸である。
  爆弾はこの建物のほぼ直上約600メートルの空中で爆発した。その１個の爆弾によって20万をこえる人々の生命が失なわれ半径約2キロメートルに及ぶ市街地が廃墟と化した。
  この悲痛な事実を後世に伝え人類の戒めとするため、国の内外の平和を願う多数の人々の寄金によって補強工事を施し、これを永久に保存する。

昭和42年8月6日　広島市　　　※園内にある保存記念碑より

この原爆ドームから南東約１５０ｍ、上空約６００ｍの地点に原爆は落とされました。
１９９６年１２月７日、世界遺産に登録されましたがアメリカと中国は反対したようです。
しかし、世界中から戦争が無くならない限りこうした「負の遺産」も残しておくべきだと思います。

周りには瓦礫がそのまま残されている

被爆直後の写真（平和記念資料館より）